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シベリア鉄道3等車(サラトフ-モスクワ)乗車記

こんにちは!

日本に帰国するために、ロシアのシベリア鉄道を利用してモスクワまでに行ってきました。

乗車したのは、3等車(プラッツカルトです。

コンパートメント(個室)ではない、オープン型の車両になります。

よく旅行代理店などでは、「3等車は避けたほうがいい」と言われています。

ですが、貴重品の管理にさえ気をつければ、ロシアらしさを感じられる素敵な車両になっています。

今回は、そんなシベリア鉄道:3等車の様子を写真付きでリポートしていきます。

ぜひ、ロシア旅の参考にしてください!!

シベリア鉄道【サラトフ-モスクワ】旅の内容

今回乗車したシベリア鉄道の内容を、簡単にまとめました。

  • 乗車日時:2021年11月24日
  • 出発地:サラトフ(Saratov 1 Pass駅)
  • 出発時刻:18時16分発
  • 到着地:モスクワ(Moskva Paveleckaia駅)
  • 到着時刻:7時22分着(翌日)
  • 所要時間:14時間6分
  • 乗車車両:3等車(プラッツカルト)
  • 乗車料金:2443.20ルーブル(≒3,664円)
    1ルーブル=1.5円で計算

シベリア鉄道には、車両ごとに等級が3つに分かれています。

車両の等級

  • 1等車(СВ):個室(コンパートメント)タイプの二人部屋【ベッド×2】
  • 2等車(Купе):個室(コンパートメント)タイプの4人部屋【2段ベッド×2】
  • 3等車(Плацкарт):ドア等の仕切りがないオープンタイプ【2段べッド】

等級が上がるほど、シャワーや無料朝食が付いたりとサービスがよくなります。

その分、料金も高くなります。

飛行機のエコノミー→ビジネス→ファーストクラスと同じです。

また、1等車、2等車は、コンパートメントタイプのため扉を閉めれば個室になります。

ですが、3等車は扉がありません。

この点が1・2等車と3等車の大きな違いです。

そのため、観光でシベリア鉄道を利用する場合は、安全上の理由から2等車以上を選ぶ方が多いそうです。

ロシアらしさを肌で感じたい方は、3等車がオススメです。

チケットの購入方法

シベリア鉄道のチケットの購入方法は、下記のような方法があります。

チケットの購入方法

  1. シベリア鉄道の公式サイトで購入
  2. 駅の窓口で購入
  3. 日本の旅行代理店で購入

私は、シベリア鉄道の公式サイトから購入しました。

スマホやパソコンから列車の検索座席の指定を簡単にできるのでとても便利です。

公式サイトは、英語にも対応しています。

チケットの購入に必要なのは、パスポートの情報クレジットカードだけです。

シベリア鉄道の電子チケット
シベリア鉄道の電子チケット

購入したチケット(乗車券)は、メールで送られてきました。

また、シベリア鉄道の公式アプリもあります。

会員登録が必要ですが、アプリからチケットを購入や表示をすることができます。

РЖД Пассажирам билеты на поезд

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シベリア鉄道【サラトフーモスクワ】の料金

今回購入した3等車の料金は、2443.20ルーブル(≒3,664円)でした。

※1ルーブル=1.5円で計算

料金には、乗車料金のほかにリネン(シーツ・タオル)代も含まれています

同じ区間(サラトフーモスクワ間)を飛行機で移動するなると、1万円以上かかります。

シベリア鉄道だと、直前に予約しても半額以下でモスクワまで行けるのでとてもお得です。

さらにシベリア鉄道のチケットは、早く購入すればするほどお得に購入できます

私の場合は、出発4日前にチケットを購入したので割引は特になかったですが・・・。

乗車日の45、60、90、120日前までの予約でお得にチケットを購入できます。

安くロシア国内を移動したいと考えている方には、とてもオススメです!!!

いざ、サラトフ(Saratov 1 Pass)駅へ

出発地点のSaratov 1 Pass駅は、サラトフの街の中心地に位置しています。

シベリア鉄道の駅構内のセキュリティチェック(手荷物検査)の様子
駅構内のセキュリティチェック(手荷物検査)

駅の建物中に入るためには、セキュリティチェック(手荷物検査)が必要です。

空港と同じように「X線による手荷物検査」や「係員によるボディーチェック」があります。

駅構内は、警備員が定期的に巡回していて安心です。

酔って構内で寝ていたおじさんが警備員につまみ出されていました・・・。

シベリア鉄道の駅構内の様子
駅構内の様子

建物内には、売店やカフェテリア、お土産ショップといったお店がいくつかあります。

また、待合スペースや有料のカプセルホテル、ゲームコーナーなどもあり、列車の時間まで駅構内で過ごすことができます。

シベリア鉄道の駅構内にある売店
駅構内の売店
シベリア鉄道の駅構内にあるカフェテリア
駅構内のカフェテリア

売店のラインナップは、カップ麺や惣菜パン、お菓子といった日持ちのする食べ物が多かったです。

値段は高めです。

何日も列車中で過ごす長距離路線のあるシベリア鉄道ならではといった商品ラインナップでした。

私は、2Lペットボトルの水や、惣菜パン、お菓子などをあらかじめ購入して車内に持ち込みました。

シベリア鉄道:3等車に乗車

シベリア鉄道の電光掲示板
ホームの電光掲示板

出発時刻の15分くらい前から、電車に乗れるようになります。

電光掲示板で、列車の到着時刻出発時刻発着番線を確認することができます。

ですが、乗る列車が何番線に到着するかは直前にならないと分かりません

今回乗る列車は、1番線にやってきました。

それぞれの車両の出入り口では、乗車の手続きを行います。

乗務員が立っており、その人にパスポートを提示しました。

チケットは必要なかったです。

印刷したチケットも一緒に持っておくと安心です!

ちなみにシベリア鉄道では、車両ごとに担当の乗務員がついています。

今回は、手続きをした乗務員がその車両の担当乗務員でした。

万が一のために、チケットも一緒に持っていると安心です。

シベリア鉄道:3等車の車内へ

3等車の車内は、仕切りのないオープン型で2段ベッドがたくさん並んでいます。

車両の座席は、全部で54席です。

そのうち、半分くらいの座席が埋まっていました。

3等車の乗客は、男性1人や小さい子どもを連れた家族など、様々な年齢層の人がいました。

隣の席になった女性二人組の親子は、「モスクワの病院に行くため」にシベリア鉄道に乗ったと言っていました。

3等車の座席

シベリア鉄道3等車の座席(下段)
3等車の座席(下段)

座席は、こんな感じです。

今回は、2段ベッドの下段の席を購入しました。

3等車の座席

  • テーブル
  • 荷物収納棚
  • コンセント
  • 寝具(マットレス、枕、毛布)
  • フック

下段の座席は、寝台列車らしくソファーになっています。

座席は、腰掛けられる高さが十分にあります。

寝る時には、備え付けのマットレス、枕、毛布をこの座席に置いて寝ます。

座席の幅は、身長175cmの私が横になると足が少しはみ出るくらいのサイズです。

女性なら、余裕を持って横になれそうです。

座席のコンセント

コンセントもあるので、スマホやタブレットのバッテリーを心配することもありません。

また、座席の下には荷物の収納スペースがあります。

飛行機に預け入れられるサイズの荷物であれば、収納することができます。

テーブルや小さい収納もあるので、狭いながらも快適です。

シベリア鉄道3等車の座席(上段)
3等車の座席(上段)

上段の座席は、このようになっています。

座席の幅は、下段と同じですが高さがありません。

そのため、座席に腰掛けることができず、常に寝っ転がらないといけません。

もしひとり旅をするのであれば、腰掛けられてテーブルもある下段の席がオススメです。

上段の座席のコンセントは、「USB式」になっていました。

シベリア鉄道:3等車の設備

3等車には、下記のように設備がありました。

3等車の設備

  • トイレ
  • 給湯器
  • 車内Wi-Fi
  • エアコン
  • 車内販売

トイレ

シベリア鉄道3等車のトイレ
トイレの様子

車両の端っこには、個室のバイオトイレが2つ設置してありました。

バイオトイレとは、排泄物をおがくずなどに住む微生物の力で分解・処理するトイレのことです。

どちらも男女共用のトイレとなっています。

トイレは乗務員さんが定期的に清掃をしており、常にキレイでした。

トイレットペーパーがないということもありませんでした。

トイレの近くには、ゴミ箱もあります。

食べ物のゴミなどを座席に置いておく必要がなく、すぐに捨てられるので便利でした。

車内Wi-Fi

シベリア鉄道の車内Wi-Fiが表示されているiPhoneのWi-Fi設定画面

今回乗車した車両には、「車内Wi-Fi」がありました。

通信速度は遅めでしたが、インターネットに接続することが可能です。

ですが、このWi-Fiでインターネットが利用できたのは、「途中駅に停車中や街中を走行している時だけ」でした。

シベリア鉄道が走行している場所は、ほとんど携帯の電波も入りません。

そのため、スマホで通信ができたのは「途中駅に停車中や街中を走行している時だけ」でした。

車内Wi-Fiの意味はあるのだろうか?

事前にスマホやタブレットなどに動画をダウンロードしておくのがオススメです。

給湯器

車両ごとに、熱湯が出る給湯器があります。

このお湯で、お茶をいれたりやインスタント麺を作ることができます。

そのため、多くの乗客がマグカップを持ち込んでいました。

定刻でSaratov 1 Pass駅を出発

定刻通りに、列車は出発しました。

発車ベルなどは特になく、発車時刻になるとゆっくり動き始めます。

列車のスピードは、想像よりもゆっくりでした。

全力で走れば、並走できるくらいのスピードです。

駅を発車してしばらくすると、乗務員さんから検温と車内の説明がありました。

また、車内販売のおばちゃんがお土産のポストカードや食べ物を持って周っていました。

寝る準備〜就寝

用意してきたおにぎりで夕食を済ませて、しばらくはダウンロードした動画を観ながらゴロゴロしていました。

列車内の温度は、エアコンのおかげで寒くありませんでした。

むしろ、Tシャツでも過ごせるくらい暖かったです。

21時くらいには、ベッドメイキングをはじめました。

シベリア鉄道3等車ベッドメイキング後の座席
ベッドメイキング後の座席

座席の上の置いてあったマット、枕にシーツをかければベッドに変身です。

着替えはトイレで行いました。

22時半くらいには、車内も消灯になります。

窓のブラインドを下げると、寝るのにほどよい暗さです。

寝る時には、パスポートや財布などの貴重品は枕の下に置いて寝ました。

万が一、盗難にあってはイヤですからね、、、。

ましてや、モスクワに着いた日に日本に帰国する予定だったので。

列車の揺れ心地がいい感じに眠りにつくことができました。

もうすぐモスクワに到着

到着の約1時間前に乗務員さんが、起こしにやってきました。

列車内も明るくなります。

トイレで着替えて、惣菜パンを朝食として食べました。

定刻でMoskva Paveleckaia駅に到着

到着予定時刻の7時22分ピッタリに、モスクワのMoskva Paveleckaia駅に到着しました。

本当に時間ピッタリです。

これまでに3-4回シベリア鉄道を利用していますが、今まで一度も出発や到着が遅れたことがありません。

日本の電車のような正確さで、毎回ビックリさせられます。

できれば、路線バスや路面電車も運行してほしい・・・。

外はまだ日が出ておらず、夜中のような感じでした。

まとめ

今回は、ロシアのシベリア鉄道でモスクワまで行ってきました。

ポイント

  • シベリア鉄道3等車は、料金が安い
  • 盗難に気をつければ、ロシアらしさを感じられる
  • 走行中は、スマホの電波は入らない
  • 列車内はキレイ!!

シベリア鉄道のチケットは、公式サイトから簡単に購入できます。

ぜひ、ロシア旅の参考にしてください!!

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