【結論】Braveブラウザに違法性はありません【でも世間的にはグレー】
Braveブラウザが違法なのか知りたい人「Braveブラウザって違法じゃないの?広告をブロックする機能って、法律的に大丈夫なの?」
こんな疑問に答えます。
本記事の内容
- 【結論】Braveブラウザは違法ではない【でも世間的にはグレー】
- Braveブラウザが”違法”だと批判される理由
- まとめ:新しい技術に批判的な意見はいつもある
この記事を書いているわたし自身も”Braveブラウザ”を利用しています。
※この記事もBraveブラウザから投稿しています。
わたしもBraveの導入を考えているとき、[Braveブラウザ]
と検索すると[Braveブラウザ 違法]
と予測検索が表示され、実際はどうなのか気になり調べてみました。
結論からいうと「Braveブラウザは違法ではありません」。
この記事を読めば、「Braveブラウザは”違法”ではないワケ」と「なぜ世間では違法だという噂があるのか」が分かります!
【結論】Braveブラウザは”違法”ではない【でも世間的にはグレー】
さっそく結論ですが、Braveブラウザの「広告ブロック」は違法ではありません。
理由は、以下の3つがあります。
- ドイツの裁判所が”合法”だと判断した
- Apple StoreやGoogle Playの審査を通過している
- 他ブラウザでも『広告を表示しない機能』がある
順番に説明していきますね。
裁判所が広告ブロック機能は”合法”だと判断した
これは、実際にドイツで行われた裁判の結果です。
Braveブラウザと同じように、広告をブロックする機能がある「Adblock Plus」について、ドイツの出版社が『収益化を妨害している』として訴訟を起こしました。
≫ GIGAZINE|広告ブロック機能の雄「Adblock Plus」は違法と訴えるも最高裁の下した判決は「合法」
結果は『Adblock Plus(=広告ブロック機能)は違法ではない』と判断されています。
同じような訴訟が何回かありましたが、すべて「Adblock Plus」側が勝訴しています。
日本での判例はまだないですが、現時点では「広告ブロックは”合法”」です。
そのため、”広告をブラウザする機能がある”Braveブラウザも合法になります。
Apple StoreやGoogle Playの審査を通過している
Braveブラウザにはアプリ版もあり、App StoreやGoogle Playで配信されています。
Brave Browser
posted withアプリーチ
もちろんアプリ版でも、”広告ブロック”が利用できます。
どちらもアプリを配信するためには審査があり、「法令を遵守しているか」などが厳しくチェックされています。
もし「Braveブラウザ=違法」である場合、そもそもアプリの配信自体が許可されません。
ちなみにアプリ版のBraveブラウザでは、以下のようなYouTubeプレミアムの機能が無料で使えます。
- バックグラウンド再生(ピクチャー・イン・ピクチャー)
- YouTube広告の非表示
- オフライン再生・・・ect
アプリをダウンロードするだけで、本来は有料である機能がタダで使えるようになります。
詳しくは「【Brave】YouTubeのバックグラウンド再生をスマホでする方法【無料】」で解説しています。
他ブラウザでも『広告を表示しない機能』がある
実は、「広告を表示しない機能」は他のブラウザにもあります。
広告を表示しない機能のあるブラウザ(例)
- Safari(Apple)
- Edge(Microsoft)
- Firefox(Mozilla)
広告を表示しない機能のあるブラウザ(例)
- Edge(Microsoft)
- Firefox(Mozilla)
上記のようなブラウザでも、広告の表示をしない機能があります。
これらのブラウザは、Braveブラウザのような「広告を完全ブロック」ではなく、サイト閲覧時に広告がジャマにならないように隠す機能なので、正確には仕組みが異なっています。
ですが、AppleやMicrosoftといった大企業も「広告を表示しない機能」があるブラウザを提供しているのであれば、Braveブラウザも安心して使えそうですね。
Braveブラウザが”違法”だと批判される理由
以上、「Braveブラウザが”合法”であるワケ」を説明しました。
ではなぜ、世間では「Braveブラウザが違法である」といった意見が多くあるのでしょうか。
理由は、以下の2つです。
- 理由①:知名度の低いブラウザだから
- 理由②:広告業界への被害が甚大だから
サクッと見ていきましょう!
理由①:知名度の低いブラウザだから
Google ChromeやSafariと比べると、まだまだ”知名度の低いブラウザ”だからです。
「名前の聞かないブラウザ=なんか怪しい」
と考える人も多いはずです。
そのうえ広告ブロックといった有料級の機能が、タダで使えると言われれば特にですよね。
ですが、月間5,550万のユーザーがBraveブラウザを利用しています(2021年5月時点)。
Braveブラウザ自体は、オープンソースで開発されているので安全性も保証されています。
補足ですが、Braveブラウザの運営は米国のBrave Software社がしています。
- 運営会社:Brave Software
- 場所:アメリカ・サンフランシスコ州
- 設立年:2015年
JavaScript開発者やMozilla元CEOであるBrendan Eich氏らによって設立されました。
比較的に新しい会社ですが、IT業界で有名な人物のひとりがCEOなので、怪しさはどこにもありません。
理由②:広告業界への被害が甚大だから
広告がブロックされて最も困るのは、「広告で収益を得ている業界」です。
自身のサイトに掲載している広告が勝手にブロックされることで、「広告ビジネスが成り立たなくなるから」です。
だから、Braveブラウザに批判的な意見が多くネット上に存在しています。
実際に、アメリカのいくつか新聞社は『サイトに掲載している広告を勝手にブロックするのは違法だ』として訴えると警告しています。
≫ 米新聞協会、「Brave」ブラウザの広告ブロック機能を批判
とはいえ、Braveブラウザでは「Webページのクリエイターにチップ(仮想通貨)を送る機能」があります。
そのためBraveブラウザが普及しても、一方的にクリエイターが不利益を被るワケではありません。
Braveブラウザの始め方【仮想通貨も稼げる】
「Braveブラウザが”合法”である」と分かり、導入しようかなと考えている人もいるのではないでしょうか?
ここで、「Braveブラウザの始め方」を簡単に説明します。
- 手順①:Braveのダウンロード&インストール
- 手順②:ブックマークの移行
- 手順③:Braveプライベート広告の設定
- 手順④:デフォルトのブラウザを”Brave”に変更
他ブラウザのブックマークや保存されたパスワードを読み込めるので、5分もあればいつもの設定でBraveブラウザを使い始められます。
ちなみに、Braveブラウザは利用するだけで”仮想通貨(BAT)”が手に入ります。
せっかくBraveブラウザを使うなら、同時に仮想通貨も稼いじゃいましょう!
詳しい設定方法などは「【簡単】Braveで仮想通貨(BAT)を爆速で稼ぐ方法・貯め方」で画像付きで解説しています。
≫ 【簡単】Braveで仮想通貨(BAT)を爆速で稼ぐ方法・貯め方
まとめ:”Braveブラウザ=違法”になってもユーザーは処罰されない
可能性の低い話ですが「Braveブラウザ=違法」となったとしても、処罰を受けるのは運営会社です。
わたしたちユーザーは罪に問われないので安心してください。
というわけで、記事のポイントをまとめます。
Braveブラウザが”合法”な理由
- ドイツの裁判所が”合法”だと判断した
- Apple StoreやGoogle Playの審査を通過している
- 他ブラウザでも『広告を表示しない機能』がある
裁判で”合法”と判断されていますし、アプリストアの審査も通過しているので、心配することなくBraveブラウザを利用できます。
Braveブラウザは「広告ブロック」に加えて、「Webページの高速表示」などの便利機能が充実したWebブラウザです。
無料で使えるうえに、”仮想通貨”も稼げます。
ぜひインストールして、Braveブラウザの快適さを時間してください!