臨時便でロシアから帰国してPCR検査を受けた話【入国までの流れ】
「これから日本に帰るけど、入国にどれくらい時間がかかるの?PCR検査って痛いって聞いたけど本当?」
今回は以下の内容についてお話します。
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わたし自身も5月にロシアから帰国し、PCR検査を受けました。
これから日本へ帰国する方の参考になれば嬉しいです。
臨時便でロシアから緊急帰国した話
実は、私は5月13日にJALさん運行された臨時便でロシアから帰国しました。
帰国を決めた理由は、以下の通りです。
- 学校は休校の上、外出禁止で一ヶ月半、外出できていない状況。
- コロナに感染した場合、ロシアの病院で治療を受けるのは不安だった。
- 日本に帰るチャンスが次いつになるか分からない。
不特定多数の人が利用する空港は感染のリスクがあるコトは、十分理解はしていました。
ですが、ロシアは3月から国際線の運行が停止しており、日本に帰れるチャンスが次にいつやってくるか分からなかったので、帰国するコトを決めました。
臨時便のチケットは一瞬で売り切れ
帰国するコトを決めても、航空券が買えなければ帰れません(自分で手配する必要があった)。
ですが航空券購入は、激戦になるコトを覚悟していました。
事前に、在ロシア大使館は帰国希望者調査をしていたが、希望者は300名近くいたからです。
その上、感染対策のため、乗客数を半分に制限しており約130名分の座席しかありませんでした。
その不安は的中し、航空券は販売開始と同時売り切れました。
販売開始時刻前からパソコンの画面に張り付いていた私も買えませんでした。
「やばい・・・。日本帰れないわ・・・。」
と思っていたのですが、チケット販売開始の直前に増便が決定し、その便の航空券を買うコトが出来ました。
シェレメーチエヴォ国際空港は超閑散
国際線は基本的に運行していないため、シェレメーチエヴォ空港内での手続きは非常にスムーズに出来ました。
その日、同じターミナルから出た飛行機は「東京行き」「ダッカ行き」の2便だけでした。
それに加えて、カフェなどの空港内の店舗は全く営業しておらず、閑散としすぎていたけど・・・。
こんなに人が少ない空港は初めて見ました。
ロシアの警察官はやっぱり信用できない
こんな時でも悪い人はいます。
勤務中の空港警察官が、臨時便にするために空港に訪れた日本人に対する詐欺事件があったからです。
実際に、私も空港内で警察官に声をかけられました。
真面目な警察官だったのか、「こいつ学生だし、お金持ってなさそうだな」と思われたのか、わたしは特に何もありませんでした。
やはり、非常時だからこそ犯罪に巻き込まれないように気をつけないといけないですかね。
ほぼ通常のサービスを提供してくれたJAL様
<フライト情報>
- 日時:5月13日 19:20ー10:40(翌日)
- 便名:日本航空(JAL)042便 モスクワ発(SVO)ー東京・羽田行き(HND)
- エコノミークラス
臨時便なので、機内の様子やサービスは普段と違うのかなと思ったいたのですが、ほぼ同じでした。
機内食も2種類から選べたし、ソフトドリンクやアルコールの提供もいつも通りでした。
なんなら、一人で2席使えたので普段より快適でした。
強いて言うなら、トイレが4個中1個、故障で使えなかったぐらいです。
今回の臨時便のために、ロンドンから機内食を運んでくれたそうで。絶対赤字だろうに。
本当にJAL様様です。ありがとうございます。
普段とは違った点
以下の通りです。
- 座席は等間隔でスペースが開けられていた
- CAさん12名・パイロット4名
- 離陸前に書類が配布された
・申告書(日本語・英語)
・質問表
・LINE等を活用した健康確認の同意書
・税関申告書 - 歯ブラシがなかった
個人的に歯ブラシがなかったのは少し困りました。
JALさんには常に用意してあったので、あるモノだと思って準備してませんでした。
空港到着後の流れ
普段とは違ったので、流れを説明します。
わたしは空港に着いてから、すべてが終わるまで2時間ほどかかりました。
降機待ち:40分
駐機場に着いた後は、ビジネス・プレミアムエコノミー→エコノミーの2つのグループに分かれて降機しました。
40分くらい機内で待機しました。
降機後に説明会やPCR検査などがあり、密になるのを避けるためだと思われます。
降機待ちの時間も、トイレの利用やモニターで映画を観るコトができたので退屈はしませんでした。
入国&PCR検査に関する説明:20分
搭乗ゲートの前のロビーで「入国&PCR検査に関する説明」を受けました。
- 指定の場所で二週間の隔離が必要。
- 自宅待機は交通公共機関を使わずに帰宅できる人のみ可能。
- PCR検査の結果は一週間後に電話orメールで。
- 毎日LINEなどで健康確認が行われる。
説明内容をざっくり要約すると、こんな感じでした。
書類の確認:3分/人
機内で配布された書類の確認が、帰宅組→ホテル組の順番で行われました。
- 申告書(日本語・英語)
- 質問表
- LINE等を活用した健康確認の同意書
上記の書類の確認に加えて、出国前の行動履歴や日本での滞在先などについて質問されました。
PCR検査:5秒
名前を確認されて、鼻に細長い綿棒をグリグリ5秒。インフルエンザの検査と同じ感じです。
4人ずつが同時に検査を受けられたので、一瞬で終わりました。
書類の再確認&提出:3分/人
再び確認作業があり、書類と引き換えで赤い紙を渡されました。
この赤い紙が通行証みたいになっており、所々で提示を求められました。
サーモグラフィー【検疫】
サーモグラフィーによる、体温の測定です。
カメラの前に立つだけ。秒です。
入国審査
ここからは、普段と同じ感じです。
免税をしたいので、入国スタンプもしっかり押してもらいました。
荷物のピックアップ&税関
係員が事前に荷物を仕分けしてくれていたので、荷物はすぐに見つかりました。
これから日本へ帰国する方へ【知っていて欲しい情報】
PCR検査は痛くない【インフルエンザの検査と同じ】
こんな感じの情報がネットにたくさんあったので、ビクビクしていましたが別に平気でした。
インフルエンザの検査と同じで、少し違和感があるだけです。
検査した人が上手だっただけかもしれませんが・・・。
係官の付き添いはない【自宅隔離の場合】
ご自宅の場合は、係官がレンタカー、お迎えの自家用車、ハイヤーなどの迎えまでついてきて確認
自宅に帰宅する場合は、係官の付き添いがあるとの情報があったが、それはありませんでした。
PCR検査&書類提出が終われば、基本的に自由行動です。
電車を使って帰宅するコトもできそうwww
PCR検査の結果は4日後に電話・メールで知った
私の場合は、検査結果は入国の4日後に電話で知らされました。もちろん陰性でした。
メールで陰性を知らされた友人もいました。
ホテル組の人は「検査結果がその日に分かる」と言われ、結果が分かるまで空港内で待機していたので、陽性の場合は、その日中に連絡があると思います。
降機後めっちゃ歩く
感染防止対策のためか、一番端っこの駐機場に降ろされたので結構歩きます。
機内持ち込み荷物が多い人や赤ちゃん連れには、少し大変かもしれません。
「トイレは機内で済ませておくコト」と「なるべくに機内持ち込みをなるべく減らしておくコト」がオススメです。